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「それは君の妄想だよ。今回の海賊討伐の提案といい、君は死んだディアス中将のことで感情的になっているとしか思えん。」
「・・・」
「とにかく今回の君の提案は却下だ!」
それを聞くとエランツォは表情一つ変えずにただ一言、「失礼します」とだけ言ってステファーノの部屋を出た。
エランツォがステファーノ司令官室を出ると、体積ではエランツォの3倍はあろうかという大男が彼女を待っていた。
ダイワーク海軍第五艦隊司令官のアルバート中将である。
「どうだった?エランツォ。」
アルバートは待ってましたとばかりに赤毛の少将に問いかける。
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