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「あ~ん。なんかもったいない~。すっごくかっこ良かったよねぇ?」
はじめにリュシアンに声をかけていたのはルチアだったが、黒髪の少年のそのあどけなさの残る美貌はシンシアも強く心を惹かれたようだ…
「でしょー!あんな可愛い子、町中探してもいないよー!」
「家族がいないなら、うちに来ないかなぁ?シンシアおねえさんが養ってあげるのにぃ!!」
「ずる~い。それなら私が欲しい!!」
酒場エスペランサの歌姫の控え室には、もちろんルチアとシンシア以外にも人はいるのだが、二人にとってはそんなことお構い無しだった・・・
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