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憎き敵を道連れにしようという意思も無いままに、僕は愛用のシミターを振るい続けた。
気が付くと僕の目の前には敵の屍の山が築かれていた。しかし僕は疲労という抗う(アラガウ)ことの出来ないもうひとつの敵に身体を掴まれ、自分を死へと導く敵の一撃を待つのみとなった。
その時・・・
「あきらめるなー!!」
僕は、天をつんざく様な凄まじい声を聞いた!
声の主は僕の唯一の希望!!何年もの間、崇拝してやまない我らが船長、キャプテン・ジェニーの声であった!!
僕は思う!船長が生きている。再起はある。望みはまだあるのだ!!
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