序章…

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ギギィ---… 重たい金属の扉がゆっくりと開き コツコツと足音が響く 辺りは薄暗く、ぼんやりとしたローソクが辺りを照らしていた ローソクの明かりからは、様々な機械や薬品… 白い壁には、巨大なディスクプレイがいつくも並んでいる その空間だけが研究室である事を物語らせていた 男は無精鬚に金髪の髪をオールバックした30半ばの姿 男は机に設けられたパソコンを起動させキーボードを走らせる パソコンの画面には、[起動]という文字が表示した 「これで終わりにしたいものだな…」 薄暗い部屋の中で男は安堵ね表情を浮かばせる やがてゴゴゴ…と機械が起動する音が室内に響き渡る 「奈美恵…祐司…全てが終わったら…また一緒に暮に生活がしたいな…」 男の背後には気配を消しながら近づいてくる人影がいた 男はまだ気付いていない そして……… ドンッ!!!!!!! 一発の銃声が響く 「任務完了…] 無機質な声の主は、まだ中学生かと思われる幼い少女だった 整った顔達に赤いロングヘアー 左目だけが銀色に不気味に輝いていた…………
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