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「ありがとうございましたー!」
ボーイに見送られ店を出た龍太は
店の出入口付近に立っていた男に声をかけられた。
謎の男「やあ、龍太くん待ってたよ!いやよっぴーと呼ぶべきかな?」
よっぴー。それは同じクラスの大川もえという片思いの女の子しか呼ばないあだ名だった。
そしてこの男の声どこか聞き覚えが…
龍太「てめぇ、何者だ」
謎の男「まあまあ、そう怖い顔しなさんナハァン」プルプル
謎の男が妙に気持ち良さそうな顔をしている。
下半身を見るとコートの中で何かが小刻み動いてるように見えた。
風でコートの端がなびいた時それが何であるかが分かってしまい、龍太は激高した。
そう。大川もえが謎の男の発電棒をモチョモチョしてたのだ。
龍太「おい!もえ!何やってんだ!!離れろ!」
大川「えーん、よっぴー、発電液が出ないよー」
龍太「出ないくていいからはよこっちこい!」
大川「仰せのままに」スタタッ
大川は龍太の言う事にはほとんど逆らわない。可愛いやつだ。
謎の男「あーん、もうちょいだったのにぃ」
龍太「さて、気を取り直しててめぇは誰だ。なんか聞いた事ある声だな」
謎の男「おめでとう。変態ワールドへの道は開かれた!なんつって」
何となく感ずいていたが龍太が薄れゆく意識の中に聞いたあの声の主であることは確かなようだ。
龍太「お前の仕業か、ここはどこなんだ。変態ワールドって一体…」
謎の男「まあまあ、ここじゃなんだから場所を移そうや。発電続きでお腹も空いたろう」
確かに腹ぺこだった龍太はひとまず謎の男の言う通りにすることにした。
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