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「あっ…」
ふと思い出したように声を上げた。
そう言えば、前の夢では、まだベランダを調べていなかった。
思い立った私は、ベランダに通じる窓を開けるために
閉められていたカーテンを開けた。
「……っ?」
そこで信じられないものを見てしまった。
空が紫色で、流れる雲の速さが異常に早い。
ありえない…
私が生きている現実世界では絶対にありえない空がそこにあった。
不気味に思いながらも、窓を開け、ベランダに出て周りを確認してみた。
そこは私が知っている風景や街並みは一切無く、
むしろ、周りには何1つ無く、地上が見えない程高い場所に私の部屋に似ている部屋があった。
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