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「そうだな!!」
俺はそういうと、「俺様に勝てるやつはいるかな?」とか言っていた、ボディービィルダーのオッサンに勝負を挑んだ。
「見ない顔だな。
もしかして、今噂の空から降ってきたやつか?
いや、違うか。
だって、細っこい体で空から落ちたら、間違いなく死んじまうもんな。
ワハハハハハハハハ!!」
「俺を甘く見てると、痛い目に合いますよ」
「では始めようか!!」
真剣勝負するのに、甘く見られては、ちゃんとした結果は得られない。
そう思った俺は、あえて挑発的に言ってみた。
こういう俺もありかもな………。
「レディー、ファイト!!」
審判の掛け声とともに、俺と、名前も知らぬムキムキオッサンは力を入れた。
いや、俺は全くといっていいほど力を入れなかった。
………というより、力を入れる前に終わってしまったというか………。
あまり入れる必要がなかったというか………。
とにかく、アッサリと勝ってしまったのである。
その後も、俺に挑戦してきた、ムキムキオッサンB、C、D………や、ムッチリ変態君、さらには腕相撲の神までもが簡単に負かされ、俺は、腕相撲の最強神という称号を手に入れた。
まぁ、そんなの貰っても、全然嬉しいないんだけどね………。
それはともかく、生まれて初めて腕相撲をやったがまさか俺が、こんなに力あったとは………。
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