Level1 俺が勇者だ!?

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『俺は一体………。』 気づくと、俺はなぜかどこかの家のベッドに寝ていたのだ。 ここはどこ? 俺は誰?………大田口信治だな………。 名前を忘れたら流石にヤバいっしょ!! でも本当に、ここがどこかは分からない。 俺は確か……………。 そうだ!! 今日は入学式で、登校途中だったんだ!! それで俺は…………………。 俺は…………………。 クソーーーーーー!! その先が思い出せん!! まぁ、仕方ない。 それはそうと、ここの家の人に色々と聞きたいことがある。 そう思って起き上がろうとした時、ドアが開く音が聞こえた。 「お気づきですか?」 隣の部屋から、俺と同じ歳くらいだろうか………。 とにかく、ものすごい美少女さんが顔を出した。 「あの、すみません。 ここは一体………?」 「ここは私の家ですよ。 今は両親も他界してしまって一人暮らしです」 「いや、そういうことじゃなくて………」 いきなりなんなんだこの子は……… 新手の天然美少女か? 「…………………」 彼女は、なぜかいきなり黙り込んでしまった。 俺、なんか悪いこと言ったかな~? 「あの~、もう一度聞きますが、俺はなぜここにいるのですか?」 「本当に言ってもいいのですか? 聞くと、後悔することになるかもしれませんよ?」 ………ゴクリっ!! 思わず俺はツバを飲み込んでしまった。 しかし、聞かないわけにもいかない気がする。 「あぁ、このまま何も分からないよりはマシだ!!」 「分かりました。 では、正直にお話します。 実はあなたは、空から降って来たのです」 …………………はぁ? な、なな、何だってーーーーーー!?
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