Level1 俺が勇者だ!?

2/15
前へ
/18ページ
次へ
『俺は一体………。』 気づくと、俺はなぜかどこかの家のベッドに寝ていたのだ。 ここはどこ? 俺は誰?………大田口信治だな………。 名前を忘れたら流石にヤバいっしょ!! でも本当に、ここがどこかは分からない。 俺は確か……………。 そうだ!! 今日は入学式で、登校途中だったんだ!! それで俺は…………………。 俺は…………………。 クソーーーーーー!! その先が思い出せん!! まぁ、仕方ない。 それはそうと、ここの家の人に色々と聞きたいことがある。 そう思って起き上がろうとした時、ドアが開く音が聞こえた。 「お気づきですか?」 隣の部屋から、俺と同じ歳くらいだろうか………。 とにかく、ものすごい美少女さんが顔を出した。 「あの、すみません。 ここは一体………?」 「ここは私の家ですよ。 今は両親も他界してしまって一人暮らしです」 「いや、そういうことじゃなくて………」 いきなりなんなんだこの子は……… 新手の天然美少女か? 「…………………」 彼女は、なぜかいきなり黙り込んでしまった。 俺、なんか悪いこと言ったかな~? 「あの~、もう一度聞きますが、俺はなぜここにいるのですか?」 「本当に言ってもいいのですか? 聞くと、後悔することになるかもしれませんよ?」 ………ゴクリっ!! 思わず俺はツバを飲み込んでしまった。 しかし、聞かないわけにもいかない気がする。 「あぁ、このまま何も分からないよりはマシだ!!」 「分かりました。 では、正直にお話します。 実はあなたは、空から降って来たのです」 …………………はぁ? な、なな、何だってーーーーーー!?
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加