現状とここに至る過程

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何故に牢屋、それもこの色々煩い御時世には全く以て有り得ない、ぶっちゃけありえない非衛生的でプライバシーは侵害されまくりな牢屋に放り込まれているのかと、 その問いになるべく簡潔に、己の心情を交えて応えるならば 知るかボケェ と言った所である。 や、まあ一応、分かってはいる。あれだ、此処の王様っぽい人の、謁見の間的な所に、突然現れたから捕まっ…たのだ、うん。 そりゃもう不法侵入も甚だしい。捕まって当然だ、日付感覚が無くなるまで牢屋入りとは流石に思わんかったが。 言葉の壁、言語が通じないというのも痛かった。言い訳も出来ず…まあ言い訳はしたが逆に警戒されたものだ。 問題は、問題はだよ?何で現れちゃったのか…、ってのが分からないのだ。 なんたって、寝て起きたらそこに居たんだもの、ベッドごと。 …まあ、一応その理由にも心当りが無いではない。 確証は無いが、 科学技術等の先進国、日本において科学技術を馬鹿にしきった様な能力。 超能力に目覚めた事に起因するのではないかと思われる。 それを除いた私は一山幾らの人間に過ぎない。 心当りはそれしかない。
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