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「え、え、ちょっと、なに? そのテクシャン的な指の動き。わっと、ぎゃひゃひゃああう。やめ、ややめて! やめてくだしあ。そそそお、そっこハー。ヒヒヒヒヒン。わき腹はくすぐららないでえええ。敏感ナンダカラ。おおう、わおわお、ひゃうううう。わか、わかった、おお落ち着く。落ち着くからアアアアアアアア!」
「気持ちよかった?」
「ぜえぜえ。よかないよ! 苦しかったよ」
「残念賞」
「残念賞?」
「言ってみたかったんだ」
「……」
「落ち着いたようだね。で、質問に答える前に、だ。先にきみから名乗るんだ。よく言うだろ。聞く前に言えって」
「うう、わかったよ。僕は………………ん? あれれれれ?」
「どうしたんだい?」
「名前が思いだせない。いや、出てこない」
「ふむ。軽い記憶喪失のようだ。ま、無理もない。あんな激しいプレイをしたんだからな。ぽっ」
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