1st

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なんとなくその頃は 幸せな気持ちと同じぐらい 危機感を感じていた 俺らの関係はその頃よりもずっと前から続いていて 若い頃よりも 愛し合うことで何をするかも分かっていて キスだけじゃ止まらなくて 繋がることで もっともっと愛おしさが増して 歯止めがきかなくなってた ―――――――――― ――――――― ―― 「必要以上に近付くな」 事務所に言われた一言 今が大事な時期とか 常識とかまわりの目とか 分かってるよ けど分かんねーよ そして決められたかのように決まるデビュー 1つの夢だったデビューの為に 大事なもん無くした気がして 無理やり詰め込んだ仕事で あいつを忘れようとした .
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