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デビューして少し経った頃
ドラマの撮影や色々重なって
自分の体調なんてどうでも良くなってた
イライラして
自分が何のために動いてるのか分からなくて
そんな時
あいつが声をかけてきた
「かめ…お前無理すんなよ」
あいつらしいありきたりな励ましが
うざったく感じた
「お前に何が分かんだよ!!
…ッ…心配なんてしなくても…俺なら大丈夫だから…、
だからもう………ほっといてよ…」
何かが俺の中で壊れてきていた
あいつは知らない
俺が事務所に何を言われたかも
「亀梨は物分かりがいいから、言ってる意味が分かるよな」
…分かるよ。大丈夫。
お前は何も知らないから
変わらないけれど
もう………
「…俺、お前なんていなくてもやってけるんだよ」
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それが留学前、赤西と交わした最後の会話だった
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