3人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
しかし
アナタは
見ていなかった
赤い線の先ではなく
後ろを
気づいた時は
遅かった
若い体は
地獄と言えど
衰え
心の臓は
もう少しで止まる
アナタは
枯れ果てた
最後の涙を
振り絞り
頬を伝わせた
おやすみ
僕
おやすみ
闇
おやすみ
赤い線
おやすみ
僕の歩んだ道
アナタは
眠った
永久に
最初のコメントを投稿しよう!