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「簡単に深夜に潜り込める何て、この学校の警備はどうなってんのかね。心配になってきたわ」
室内にいるもう一人が俺に話し掛けて来た。
「別に良いんじゃ無いか?」
「そうね。校風が『自由』ってくらいだしね」
「その自由ってのとコレは別だと思うが!?」
今、俺と会話してるのは晴(はる)。
苗字不明。そもそも晴ってのが本名なのかすら不明。
ただ昔からの馴染みだからツルんで遊ぶ事があるんだ。
薄白桃色の長い髪をその日の気分で変え(今はツインテール)、ぱっちりとした大きな目。身長は晴曰く155センチ。性格は――その日の気分で変える。
普段の状態が今だが、気分によってはクール、元気っ娘、ツンデレ、クーデレ、ヤンデレ……何でもあり。まぁ比較的普段の状態が多いがたまに変になる。
「ってか明日の準備って時間かかるの?」
「いや。大して時間は掛からない」
俺は感慨深くため息を吐き、続けて話す。
「明日から始められるんだ。父さん達の様には出来ないかもしれないが……俺達なりのラジオが!!」
そう。俺達は伝説を作るんだ!!
父さん――そう、矢口 俊輔の様な!!
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