出会い

12/15
前へ
/35ページ
次へ
「ほらほら泳いで!」 雨が少しずつひどくなる中、 私は傘を差しプールサイドに しがみついている小俣に声を掛ける。 うちの高校は、水球部があって、プールの水深はかなりある。 泳げない人にとっては、かなりきついだろう。 「小俣泳げよー」 多田が茶化すと、 小俣はバシャバシャと多田に水をかけだした。 只でさえ雨でかなり濡れているのに、 さらにびしょ濡れになった多田。 高田はそれをみてずっと笑っていた。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加