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「ほらほら泳いで!」
雨が少しずつひどくなる中、
私は傘を差しプールサイドに
しがみついている小俣に声を掛ける。
うちの高校は、水球部があって、プールの水深はかなりある。
泳げない人にとっては、かなりきついだろう。
「小俣泳げよー」
多田が茶化すと、
小俣はバシャバシャと多田に水をかけだした。
只でさえ雨でかなり濡れているのに、
さらにびしょ濡れになった多田。
高田はそれをみてずっと笑っていた。
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