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「そういや午後って、牧野何か出る?」
未亜が聞いてくる。
「ううん、全くない!未亜は?」
「うちもなんにもないよー!どうする?」
「あ、じゃあ水泳見たい!」
「水泳小俣出るよ!」
高田が笑いながら言う。
「こいつ泳げないのに…」
「…泳げないの?」
私は笑いをこらえて小俣を見た。
そのとき、初めて小俣と目があった。
睫がすごく長くて、目は少したれ目。色白で、可愛らしい顔立ちだった。
「…泳げます。」
高田と多田が笑い出す。
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