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遊歩道から5分もすると、自宅のマンションに着いた。
思い立った通り、洗濯機を回す。
新しい柔軟剤の香り。
「いい香り~。」
いつもは面倒な洗濯も、新鮮な海のような香りが心を癒してくれる。
なぜか、さっきの美少年を思い出す。
あの笑み。
歳は、いくつなんだろ・・・。
この辺に住んでるのかな・・・
考えてしまう。
気付けば時計の針は1時を指していた。
後ろを振り返ると、はるかが不満そうに私を見ていた。
「ママ・・・。」
「はい・・・。」
言うことは大体分かる。
「お腹空いた!」
「ごめん!」
「何食べたい?」
「オムライス!」
やっぱり(笑)
「任せなさい。」
はるかはオムライスが大好き。
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