プロローグ

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二人の少女が、今、何処で何をしているのか誰にも分かりません―― そして二人が姿を消して数十年経った、ある日、一つの巻物と手紙、小さな箱が神社に届いていました。 手紙には、 【今、私達は違う世界にいる。地球の今後の事について書いた巻物と私達の宝物を送った。必ず読んで、取っておいてほしい】 と説明が書かれていました。 言われた通りに巻物を読んでみると、一つの予言が書かれていました。 【500年後、再び扉が現れ、神と同等の力を持ちし私達の意思を継ぐ、二人の少女をこちらの世界に連れていくだろう。 そして、その翌年には、この地と地球は繋がり魔物は地球を襲いにくるだろう。 けれど、――夫―ろ――か――――――う。】 最後の文は字が潰れ、よく分かりませんでした。 そして、もう一つの小さな箱の方には手紙が付いていました。 手紙には 【私の意思を継ぐ者の証】 としか書かれていませんでした。 そして、その巻物に書かれていた通りに、今も巻物と彼女達の宝物は大事に取っておいてあるそうです――
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