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「ゴメン…」
「あ、ううん!そろそろ戻らなきゃ。」
「あぁ、じゃあまた明日な。」
私たちは手を振りその場を去った。…と思ったら
「あ、そうだ。」
「?」
パシュッ。
「わっとっと」
投げられたのは…小さないちごのキャンディ。
「やなことあったら…泣きたくなったら俺に言えよ。」
そういい、部屋へと去っていった。
やだ…そんなに優しくされたら押さえ込めなくなっちゃうじゃん。
私はいちごキャンディをなめた。
甘い甘い味がした。
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