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「・・・今日は自習させるか。」
溜め息混じりに先生は言った。
「先生なんで本性見せないんですか?」
「有山は居ないものと考えるんじゃなかったか?」
私はその言葉に反論はできなかった。
「・・・きっと分かるさ。24時間もストーカーみたいに観察してればさ。」
少し刺々しい言い方だったが先生は何故か笑っていた。
「じゃあ。もう一つ質問・・・やっぱり終わってからにします。」
「なんだよ。」
先生はつまらなそうな顔をして指導室を出た。
私は先生の少し後ろをついていった。
先生が珍しく質問に答えてくれたのは意外だったな。
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