里村 勲

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私はいつものように制服のボタンを思い切り開けてスカートも膝上だった。 髪も染めていたから指導室にお呼ばれされた。 「先生ー?あれ、いないじゃん。」 私は指導室にあるソファに腰をおろして待っていた。 そして先生が来た。 「遅かったねー。」 私は敬語も使わずに手をひらひらさせながら言った。 「いやー。ちょっとな。」 その頃は私も先生の事は爽やかないい先生だと思ってた。 「あれ?廊下騒がしくない?」 指導室の前なのに廊下では女の子や先生の声。 「・・・。」 先生が怪しく笑った。 その瞬間指導室の扉が開いた。
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