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先生は私の頭を撫でた。
「ごめんな。」
先生は照れた様な顔をしている。
「え・・・?」
「神田と別れたの・・・俺のせいだろ?お前・・・凄く悲しそうだったし。」
胸が痛む。
「まあ・・・有山みたいな奴にはまだ彼氏なんて早いけどな。」
「先生も奥さんがいるなんてまだ早いよ。」
先生は眉間にシワを寄せてわざとらしく怒っているような顔をした。
私も頬を膨らませて怒ったふりをした。
「先生・・・トイレ行かないの?」
先生は思い出したような顔をした。
「そーだったな。」
「・・・あんな事で別れるような奴とは別れて正解なんだよ。」
嘘。
本当に好きだった。
「・・・無理すんなよ。」
「私、先生に復讐しようと思ってました。」
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