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「まさか有山にそんな事言われる日が来るなんてな。俺もまだまだだな。」
先生は申し訳なさそうに笑う。
「まあ不正行為はずるいけどね。」
「だな。会議にこの話は持ち越しだ。」
私は小さく頷いた。
「あ・・・夕日が綺麗・・・。」
空がオレンジ色に染まっていてなんだか吸い込まれそう・・・。
「確かにな。」
煙草を取り出して火を付けた先生。
煙草の煙を私に向かって吐いて意地悪に笑う先生。
「臭い・・・。」
「餓鬼だな。」
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