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「有山・・・さん?」
私は先生の横に立った。
「あたしと先生の事を勘違いされてたじゃん。昨日までさ。それは先生がわざと私が嫌われるように仕組んだの。」
私は少し間を置いて話を続けた。
「・・・それを知ったときは悲しかったしひとりぼっちですごく、寂しかったんだ。だけどね・・・先生はただひどい人じゃないって昨日まともに先生と向き合って話したらわかったの。」
「有山・・・。」
「前の学校で本性見せてたら生徒に嫌われたらしいの。だからこの学校では嫌われたくなくて爽やかでいい先生を演じてたの。」
―ガタン。
クラスの盛り上げ役の男の子が席をたった。
先生の目の前まで歩いてきた。
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