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「いくぜ!いくぜ!いくぜぇ!」
怪人達に勢いよく斬りかかっていく仮面ライダー…その名は「仮面ライダー電王」。
「良太郎!これで決めるぜぇ!」
《うん、良いよモモタロス。》
「今回は俺様のとびっきりで決めてやる!俺の必殺技Part4!」
ーFull chargeー
「そぉぉぉらぁ!!!」
【ドッッッッカーン!!!】
電王を取り囲んでいた怪人達が勢いよく爆発した。
「よっしゃぁ!決まったぜぇ!」
《やったね。モモタロス。》
「おう!」
肩を回しながらこれ見よがしに言うモモタロス。
すると、大爆発と共にライダー達の声が聞こえる。
「うわぁぁぁぁ!!!」
急いで爆発音が聞こえた方向を見てみると、ライダー達が倒れている。
「なんだなんだぁ?」
電王の視線の先に居たもの…
それはおぞましい姿をした怪人だった。ライダーと言えばライダーの原型を留めているのだろうか…プレ●ターのような容姿をしている。いや、それよりももっと恐ろしくおぞましい。
「うげっ!!なんだぁ!?アイツはぁ?」
《モモタロス、クライマックスフォームになろう。》
「おぅ!そうだな!」
ーモモー
ーウラー
ーキンー
ーリュウー
「全員集合!!」
「我も今回は姫のために手伝おうではないか。」
「ト、トリ公!?」
ーClimax formー
右肩にロッドフォーム時の顔、左肩にアックスフォーム時の顔、胸にはガンフォーム時の顔、背中にはウイングフォームの羽、そして、顔はソードフォームの顔が変形したものだ。
「一気に行くよ!みんな!」
「「おう!!!」」
ーCarge and upー
それと同時に後方にて倒れていたライダー達も立ち上がった。
「我らも決めるぞ!」
全ライダーが怪人に向かって、各それぞれの必殺技を同時に繰り出
した。
「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」
それに合わせて怪人もとても濁った深く恐ろしい声をあげて、身体を光らせた。
両者がぶつかり合い共に高い光をあげたと同時に、大爆発が起こった…。
ライダー達の変身が溶け、後方の怪人の姿を確認すると怪人はいない…。そう、ライダー達は地球を人々を守ったのだ。ライダーに変身する能力を失くすことを代償として。
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