早見聡太

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ライダー大戦後、良太郎が時の列車デンライナーの愉快な乗客と別れてから、数年の月日が立った。 相変わらず良太郎は不幸な日々を送っているだとか。 そして、ところ変わってここは真夜中の都内某公園。 不良グループと男一人が対立している。 「おいおい、てめぇ調子乗ったことしてくれてんじゃねぇかぁ、あぁ?」 「おいおい、大の大人がなに数人掛かりで一人の女の子をイジメてるんだ。だから俺は当然のことをしたまでだ。」 「おめぇ何カッコつけた事言っちゃてんの?笑えるー!」 「「ハハハハハ!!」」 《ヤバイ…女の子が不良に絡まれていると思い助けたのは良いが、まさか不良がグループで行動していたとは。暗闇で一人しか見えなかった。誤算だった…一人の不良ならまだしもグループとなると勝率はほぼ0に近い。》 笑っていた不良が急に黙り込む。 「…………てめぇみたいなのが一番ウゼぇんだよぉ!!」 男の脇腹に不良の蹴りが入る。 「くっ…!」 倒れこんだ男の元に複数の蹴りが飛んでくる。 男は必死でその場から身を引いて体制を立て直した。 《よし。まず、ここは一人ずつ不良を倒そう。そう、それが先決だ。》 が、男の思いと裏腹に不良たちが男の元に殴りかかってくる。 男もそれを必死で避けるが、相手は複数。当然ながら男は殴られる一方。 《ダメだ…意識が朦朧としてきやがった…。》 と、そこに男の脳に直接話し掛けるような声が聞こえる。 【おぃてめぇ、この状況俺様が助けてやろうか?どうする?】 《おぃおぃ、俺はついにこの極限状態にてイかれちまったか…。ふん…今はこの状況を脱してくれるものなら何でも頼りたいね。くっ…もうダメだ…。》
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