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――キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴り、友達と話していた人などは皆席に着いた。
ガラガラ…と扉が開き先生が挨拶をしながら入ってくる。
「あら、田中さんと越川さんは…?」
美喜と佑樹がまだ席にいない事に気付いた先生がそれを皆に聞くように言うと、廊下から声が響いた
「走る前になんであんなこと言うの!?」
「あんなことってなんのことやらさっぱり」
「あんたって本当、最低!」
「どうとでも言え!今日のテスト負けたら…「負けたらなんですか?」
ドアを開けようとした佑樹より先に先生がドアを開けて夜叉般若のような顔で聞いてくる
シーン…と静まり返った教室にただただ風が吹いた
「二人とも、一限が始まるまで廊下に立ってなさい」
はい。と揃って返事して廊下に立つ。
「お前のせいだかんな」
「はぁ!?」
「あんだよ」
「てんめぇ!!」
「やんのかこら!?」
教室の先生は拳を握り、空気を最大に吸い込み…
「じゃかましいわッ!!」
見事な鉄拳が二人を黙らしたとか…
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