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母「たのもーっ!!」
父「あ、すみません。失礼します。これつまらない物ですが…」
「なんだ!?今時道場破りか!?」
「あ、ども。気を使わせてすみませんね」
母「さぁ!1番強い者は誰!?」
父「俺達、夫婦なんですよ」
「ワシが師範をやっている!女であれ容赦せんぞ!?」
「へぇ~。夫婦で道場破りなんて珍しいというか何というか…、仲がよろしいようで」
母「はい!とうっ!そこだっ!!」
父「仲は、まぁ良いですね。こんな事するなんて絶対俺らしかいませんしね~」
「ぬぅっ!ぐあっ!!ちっ!」
「アハハ。まぁそうですよね~。あ、これ粗茶ですけど」
母「これでトドメよ!」
父「ありがとうございます。貰います。あ、でもそろそろ帰りますので」
「ぐはっ!……」
「あぁ、うちの負けですね。しかし強いですね奥さん」
母「あなた~!勝ったわよ!」
父「おめでとう。強さはどこかの道場のお墨付きなんですよ」
「………」
「気絶しちゃってますね。それじゃ、そちらが勝ったので看板でも持ってきますよ」
母「あぁ別に看板はいいわ。さぁ、あなた!勝ったから約束通り映画に行くわよ!」
父「家でのんびりしたかったんだけどな。まぁいいか。というわけでお邪魔しました~」
「お気をつけていってらっしゃい。またどうぞ~」
兄「こんなんアリか!?」
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