1/44
5813人が本棚に入れています
本棚に追加
/348ページ

母「たのもーっ!!」 父「あ、すみません。失礼します。これつまらない物ですが…」 「なんだ!?今時道場破りか!?」 「あ、ども。気を使わせてすみませんね」 母「さぁ!1番強い者は誰!?」 父「俺達、夫婦なんですよ」 「ワシが師範をやっている!女であれ容赦せんぞ!?」 「へぇ~。夫婦で道場破りなんて珍しいというか何というか…、仲がよろしいようで」 母「はい!とうっ!そこだっ!!」 父「仲は、まぁ良いですね。こんな事するなんて絶対俺らしかいませんしね~」 「ぬぅっ!ぐあっ!!ちっ!」 「アハハ。まぁそうですよね~。あ、これ粗茶ですけど」 母「これでトドメよ!」 父「ありがとうございます。貰います。あ、でもそろそろ帰りますので」 「ぐはっ!……」 「あぁ、うちの負けですね。しかし強いですね奥さん」 母「あなた~!勝ったわよ!」 父「おめでとう。強さはどこかの道場のお墨付きなんですよ」 「………」 「気絶しちゃってますね。それじゃ、そちらが勝ったので看板でも持ってきますよ」 母「あぁ別に看板はいいわ。さぁ、あなた!勝ったから約束通り映画に行くわよ!」 父「家でのんびりしたかったんだけどな。まぁいいか。というわけでお邪魔しました~」 「お気をつけていってらっしゃい。またどうぞ~」 兄「こんなんアリか!?」  
/348ページ

最初のコメントを投稿しよう!