第一話

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「実はさ、変な教師に目をつけられちゃって参ってんの」 「ふーん…で…僕が君の代わりになるの?」 「そうだけど?」 「女装だよね、コレ…」 「女装にならないわよ。着流しにサラシ!男でも行けるでしょ?因みにアンタ暫く高校休みだから」 朝起きて只今着替え中…よくこんな格好でいけるよね。感心するよ だから目をつけられるんじゃないかな? 「って、ちょっと待ってどういうこと!?」 「どうもこうもアンタの男子高じゃない。オタクをマネる気にもならないし、あたしは暫く家に滞在!それから…絶対舎弟達にはバレないでよ」 …出席日数ヤバくなるんじゃ… と思ったけど、葉月が言うには父さんが裏に手を回してて大丈夫らしい。 …流石と言うべきか… 「はいコレ、今日1日アンタがやること書いてあるから」 「不安だらけなんだけど…」 「シャキッとしてよね!あたしのイメージ変えたら張り倒すわよ」 だったら自分で行けばいいだろ なんて言えるわけもなくリビングに向かうと、それらしく見えると父からの一言。 因みに母さんは爆笑。 「…今日も憂鬱日和だなぁ…」  
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