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「実はさ、変な教師に目をつけられちゃって参ってんの」
「ふーん…で…僕が君の代わりになるの?」
「そうだけど?」
「女装だよね、コレ…」
「女装にならないわよ。着流しにサラシ!男でも行けるでしょ?因みにアンタ暫く高校休みだから」
朝起きて只今着替え中…よくこんな格好でいけるよね。感心するよ
だから目をつけられるんじゃないかな?
「って、ちょっと待ってどういうこと!?」
「どうもこうもアンタの男子高じゃない。オタクをマネる気にもならないし、あたしは暫く家に滞在!それから…絶対舎弟達にはバレないでよ」
…出席日数ヤバくなるんじゃ…
と思ったけど、葉月が言うには父さんが裏に手を回してて大丈夫らしい。
…流石と言うべきか…
「はいコレ、今日1日アンタがやること書いてあるから」
「不安だらけなんだけど…」
「シャキッとしてよね!あたしのイメージ変えたら張り倒すわよ」
だったら自分で行けばいいだろ
なんて言えるわけもなくリビングに向かうと、それらしく見えると父からの一言。
因みに母さんは爆笑。
「…今日も憂鬱日和だなぁ…」
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