12人が本棚に入れています
本棚に追加
薬剤師が、エム氏の名前を呼ぶ。代金を支払うと、薬が渡された。
エム氏は薬を受け取ると、足早に病院内の売店に向かう。
そこで水を買い、惚れ薬を2錠飲んだ。
薬の効能をみるみる内にあらわれる。
妻への感謝が湧き上がり、忘れていた懐かしい思い出などもよみがえる。妻の愛らしい笑窪や、きれいな長い指がまるで宝物のように思え、猛烈に会いたくなった。
今朝は言い過ぎた。
エム氏は反省し、帰り道で妻の好きなケーキを買おうと決心して家路についた。
最初のコメントを投稿しよう!