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「違うわよ、実はね……ぱんだ、あれ出して」
asuが私を促した。
ちょうど、店には他の客はいない。
私はバッグから例のものを出して、asuに手渡す。
そして、ふたりで店の隅にあるボックス席に移動すると、互いのブラウスの中におもむろに手を滑り込ませた。
「ちょっ、アンタたちなにやってんのよ! そういうことは他でやってちょうだい!」
慌てるボウモアを余所に、私たちの息が荒くなる。
「さぁ、いい?」
「OK!」
asuとふたり、勢いよく立ち上がり、三人の方に体を向けた。
「いやだぁ! なにしたのー? チョーきょぬーじゃない!」
マルムスが目を輝かせて飛んでくる。
続いて、ボウモア、チュヤも駆け寄ってきた。
asuと私の、はちきれんばかりの胸を、三人でガン見している。
「……触ってもいい?」
「いいわよ」
私が言うと、マルムスが恐る恐る私の胸に触れた。
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