魅惑のニップレス

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「これ、いくらっ?」 「アタシ買うわ!」 「アタシも!」 振り向けば、きょぬーの三人が、互いの胸を触りながらはしゃいでいる。 「お買い上げ、ありがとうございます!」 私たちは、もう一度乾杯をした。 「asu、成功報酬は?」 私は彼女を見つめる。 asuはにっこりと微笑むと、私の唇に長い長いキスをした。 ふたりの間に銀の糸を残しながら、彼女の顔が離れていく。 「ぱんだは最高のパートナーよ」 顔が赤くなる。 やっぱりasuには適わない――。 その時、チュヤの声がした。 「ボウモア! マルムス! 営業メールをどんどん送るのよっ! お得意さんにアタシたちのバディを見てもらうんだから!」 「「りょーかーい!」」 脇目も振らずに、携帯メールを打つ三人に、思わず吹き出した。 「行こっか」 asuが手を差し出した。 もう、どこまで格好いいんだろう! ちょっと悔しくなる。 私はその手に、指を絡ませて立ち上がった。 そして、彼女の耳元で囁く。 「今夜は寝かさないから」 途端に真っ赤になるasu。 このギャップが堪らない! 大好きよ、asu……。 ――END―― .
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