最終章、明日への光

2/8
前へ
/26ページ
次へ
くそ… やめろ…やめろ!! やめてくれ…これ以上… 俺から大切なもんを壊さないでくれ!! 「一茶、それは元カノへ対してのお願いか?それとも魔王としての私へのお願いか?」 「……卑弥、なんでこんなことすんだよ!!」 「なんで?…そんなもの魔王だからしか言いようがないわ」 「ざけんな…そんな訳のわからねぇ理由で人を殺させてたまるか!!」 「一茶…逃げろ」 「せんせい!!でも!!」 「お前じゃこいつは倒せない…だからにげ」 ズバァァアァァ!! 「ぐぁぁぁぁぁぁ!!」 卑弥呼が手を振りかざすだけで体が真っ二つに避けた 「先…生」 「セニョリータ!!一茶君、逃げ」 パァァァン!! 卑弥呼の容赦ない一撃は一茶を逃がそうとした利休の頭を殴り、そのまま帰らぬ人へと変えたのであった 「や…めて…くれ」 「ククク…聞こえんなぁ!!貴様は元カレの情けで助けてやっておるのだ…でしゃばるな」 みんな死んでいく 卑弥呼になすすべもなく散っていく クソ!! 僕にはなにもできないのか!? 「一茶君…諦めちゃだめだよ」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

98人が本棚に入れています
本棚に追加