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「懐かしいですね~。 咲夜さんがまだ紅魔館の仲間入りして数日ぐらいの写真ですね。」
美鈴は懐かしむようにマジマジと見る。
「そうね。 その時の私は今思うと黒歴史だわ。」
「そうなんですか?」
「そりゃそうよ。 あの時の私は全てが信用出来ず、お嬢様に対してさえ嫌悪していたわ。」
「そういえばそうでしたね。 私にもよく喧嘩を吹っ掛けられましたっけ。」
うんうんと思い出す美鈴。
「そういえば、咲夜さんはどうやってお嬢様に出会ったんですか?」
教えて下さいと頼み込む美鈴。
「んー、まだ次の仕事まで時間あるから少し話しましょうか。」
話すかどうか少し悩んだが何故か気分が良い咲夜はあっさりと承諾した。
そして、話しやすいように箱を床に置き、近くにあった椅子を自分のとこに引っ張ってきた。
美鈴も咲夜と同じように椅子を持ってきて座った。
「じゃあ、まず私が生まれた時から話すわね。」
正直、お嬢様との出会いを話すだけなのだが、咲夜は自分が生まれた頃まで遡らないといけないと思った。
「私はね・・・・・・・
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