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当時の同人サークルの名前は『浪漫旅団(ろうまんりょだん)』といい、わたしレイジと雄不人、♀望月大和、♀山吹弟橘(おとたちばな)、帝王切開こと♀主婦麗子さんの5人で作っておりました。
レイジと雄不人と望月さんが19歳で同い年。山吹さんは眼鏡の似合う華奢な美人女子高。そんな中、最年長の帝王切開さんは24歳と頼れる奥様オタクでありました。
いま自分にあるアマ作家としての全ては、ここで育まれましたね。このとき、単なる人物の好き嫌いが友情なのでなく、力を合わせる仲間に友情があるのだと気付きました。なんせ作者はナニをするのも一人が好きというバカタレだったので、友達の意味さえ理解してませんでした。
多くの人は中二を批判し見下し、曝け出された恥部のように扱いますが、心理学においてその行為は自己投射による嫌悪なんですね。これが起きない精神状態のほうが病的ともいえます。
しかし、こと自分の中二期の姿を見ると発見も多く、ブレーキのない車のような進み方は輝いても見えます。これこそが創作のエンジンなのだと。
すっかり計算高くなってしまった作者ですが、中二を見習い、エンジンの掃除をしなければと感じています。
閲覧者がいない?そこに意味を感じたらアマ失格なのだ。自由に創作できるからこそアマであり、プロが郷愁にひたる世界でもある。なんと甘美なことか。
アマの場合、一人でも楽しませればそれが勝ちだ。なんせ自由だからな。
勝利の美酒を、君に。
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