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午後になり、別々の仕事に。
やっと一人になれる時間になった。
一人になれば、あいつが俺を惑わした。
そろそろ答えを出さなければならないと思っているのに、出せない不甲斐ない自分。
うやむやが一番嫌いだ。
仕事が終わると、すぐにケータイを取り出しあいつに電話をかける。
『もしもし、どうしたの?』
「答える」
『何を?』
「やっぱり普通だ」
ただそれだけ伝えると、あいつが嬉しそうに笑っている気がした。
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