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「そうか、そんなに写真がいいか…。お前の気持ちは良く分かった」
「えっ?」
「宮田、お前ならコスプレの一つや二つは持ってんだろ?」
「ま、まぁ…一応ヲタク系アイドルを売りにしてますからねぇ……」
「…そんなに見たいなら、宮田の好きなの全部着てやるから、消せ」
「……タマ、今の言葉、取り消せ無いぞ。良いのか?」
「キモイ加工されるくらいなら、直接撮られた方がマシだ」
「よっしゃぁ!!消しましょ!!タマの願いは絶対だ!!」
宮田は嬉しそうにパソコンを操作し、俺の目の前で全ての画像を消してみせた。
「マジでタマにナースやメイドやスク水・巫服とか拒否無しで着て貰うからな!!」
「あぁ……、ん?スク水!?」
今、危うく聞き逃しかけた。
「ちょっと待て、今スク水とか言わなかったか!?」
「マスターは少し変わってる♪」
「いゃ、どう見てもただの変態です。本当に……」
「あぁぁーー!!!聞こえません!!!」
俺の言葉を遮って、自分の耳を塞いだ宮田は、すぐに意味不明な事を言い出す。
「良いかい、マスターは紳士さんなんだよ」
「知らねぇよ!!」
なんか俺、変な約束したか?
今になって後悔。
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