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ちなみに凪沙は、自分の身体能力を上昇させる魔術の使い手である。
あっと言う間に凪沙は俺の視界から消えていた。
気がつけば掲示板の人だかりも減り、次々と新入生たちは校舎へと吸い込まれるように入っていっていた。
「俺も行くかな。」
俺も校舎に流れていく人込みに混ざるように校舎へと入っていった。
「あの子が間宮海斗か・・、
はくちゃんが他の人に
興味をもつなんて珍しいね。」
2階から見ていたある男が呟いた。
「私は彼が必要なんだ。」
男の隣にいたある女が答えた。
この平凡な俺を2階から
鋭い眼差しで見ていた人たちがいたなんて・・・
その時の俺は知るよしもなかったのだった。
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