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『キミノセナカ』
めいっぱいオシャレして
つんのめりそうになる程早く
歩く君の背中を見ていた。
きっとこれから
とても素敵な事があるのだろう?
聞かなくたってわかった。
きっと自分も
あんな風に歩いていたから。
何だか眩しいね。
信号待ちきれず
青手前の赤信号
歩き出した君に
ねぇ、同じスピードで歩けたら
君と同じ景色が僕にもまだ見えるかな?
大人になるって何だか寂しいよ。
子供だけが知っている
あの場所が遠いんだ。
切ないくらい輝いたあの瞬間が
今もまだ胸に溜まっているから…
見上げる空
ビルの隙間の青空
遠のいてく君の背中。
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