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異様な程の暗闇。
「フフッフフフッフフフフッフフフフフッ!!」
口元に手を重ね、ただ笑っていました。
「「「どうしてわたしぼくたちをたすけてくれなかったの?」」」
少女の後ろには『縛られた存在自体がアートな子ども』 『ふやけてぶよぶよの子ども』 『しゃがんでいるのか、なんなのかわからない人』 が立っていました。
「……にひゃ!! にゃはは!!! あはは!!!
なんでなんで?? なんでたすけないとなの??!
あなたたちにきょーみはないの!!
わたしはキョーキ!!
キョーキは“凶器”で“狂気”なの!!
わたしはわたしはわたしはぁ!!」
少女は口を抑えていた手を外しました。やっぱり三日月型の唇。そしてその手で、リボンを取るようです。
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