小さな命。

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隼人は縁側にちょこんと座って結衣が来るのを待っていた。 「あら隼人君。今日も結衣と遊んでくれるの?」 結衣の母親が隼人に声をかける。 エプロンのポケットから小さな飴玉を取り出し、隼人に手渡した。 「わぁ!おばちゃんありがとー!今日もゆいちゃんとあそぶー!あしたもあさってもずーっとあそぶんだ!」 結衣の母はにっこり微笑み、隼人の頭を撫でて 「ありがとう。もう少し待ってようね。ゆーいー!早くいらっしゃい!」
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