小さな命。

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野原に座り込み、しばらく二人でころころと転げ回って遊んでいた。 しばらくすると結衣は花で首飾りや冠を作り始めた。 「それどうするの?」 すると編み上げた花の冠を頭の上に乗せ、澄まし顔でこう言った。 「ゆいは、お姫様なのよ。」
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