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雲一つ無い青い空が浮かんでいる。
麦藁海賊団の船の中では一人の女性が一人の男性クルーを探していた。
『あ…居た…』
どうやら見つけたようだ。
探していたクルーは寝ていて、女性は寝ているクルーに近づき肩を軽く揺らした。
『ゾロ…ゾロ…?』
どうやら探していたのはゾロさんのようですね。
「んぅ…?…ユエ?」
『えぇ…』
「…………………ユエ!!!!?////」
『?!!!』
最初寝ぼけていたゾロはユエだとハッキリ気づくのに数秒かかり驚きの余り相手の名前を叫んで呼んでしまった。
ユエは最近入ってきたクルー
目が不自由だが、その分聴覚や気配を感じ取るのがずば抜けていた。
そしてユエはゾロの想い人だ。
「あ、あぁ…わりぃ///(なにしてんだオレ(汗)」
『…ううん、大丈夫』
「そうか……で、なんか用か?(って、なんか用かはねぇだろ!!せっかくユエが起こしに来たんだぞ!用があるに決まってんじゃねぇか!!!)」
『あ…うん、ちょっと聞きたくて』
「聞きたいこと?」
『えぇ……ゾロってマリモなの?』
「…………………は?(怒)」
『だってサンジさんがゾロはマリモだって』
ユエは至って真面目に言っています。
「(あのクソコック(怒))」
『あのね…私、まだゾロの顔だけ知らないから……気分を害したならごめんなさい』
ユエはシュンと落ち込んでしまった。
「いや、別に……
(ん?俺の顔だけ?)
なぁ俺の顔だけって他の奴らの顔は知ってんのか?」
『え?…えぇ、触らせて貰ったから』
「(触らせて貰った?!)」
『私、気配とかでモノの大きさや姿は分かるんだけど顔の輪郭となると触った方が分かり易いから』
「それは女共だけだよな?」
『ううん…』
ユエの言葉に撃沈するゾロ
『ゾロ?』
「……クソコックにも触ったのか?…」
『え?あぁ…うん』
「そうか…(後で殺すクソコック(怒))」
『だからねゾロ』
「ん?」
†アナタの顔も教えて?†
(わぁ…ごつごつしてるww)
(なぁ…ユエ…///)
(まだ駄目、もう少し触らせて?)
((俺がもたねぇ―///))
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