ep.0 This is Destiny?

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「いだだだだ!」 ベタな感じで頬をつねってみたらふっつうに痛かった。普通に。 「あぁもう何からつっこめばいいんだ………えと、101人初恋はおかしいよね」 「何故?」 「キミはそればっかか……! だって、初恋だろ? 初恋ってのは読んで字の如く。初めての恋ってことだ。つまり、初恋は一度きりなんだ」 ドゥーユーアンダスタァン? 「そうね。世間的にはそうかも。だけど、私は違うわ。私は貴方に初恋したの。私は今初めて貴方に会って、貴方に恋心を抱いた。それは初恋でしょう?」 「うーん……? いや、初恋と言ってしまうと、僕の言った方の意味に」 「私はそれを初恋とは呼ばない。好きになる相手に初めて恋心を抱いたとき。そのときが初恋よ。だから貴方は私の101人目の初恋」 「まあ、その数字も凄いけどね………」 もう訳わからん。思考回路はショート寸前? いいやショートしたよもう! 「と、とりあえず! キミのことが知りたい。じゃなきゃイエスとかノーとか」 「さっき断ったんじゃないの?」 「いや」ちょっと待てよ。 断ったことにしてしまえば、もう僕は家に帰れるじゃないか。 後味の悪い悪夢だったと思えばいい。うん。 「じゃあ、私の家へ行くわ」 「だぁがことわーる!」 一体何のラブコメ展開だってんだ! 「ノーは認めないわ」 「え」 「行くわよ」 僕は彼女に引っ張られ、え?
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