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「場所を考えなかったことは謝ります。でもそれ以外で謝ることなんてないです。ちょっとは私のことで悩めばいいんだ。恋は応援してあげます」
そう言い残して休憩室を出た。
ダメって言われれば言われるほど、人は人に惹かれずにはいられない。
『好き』
それは伝えちゃイケナイ言葉。
でもそれを伝えなきゃ何も始まらない。
「また新しい恋を始めたいな」
呟いてカウンターに戻る。
今度は、鈴木さんより佐々木副主任よりいい人に惹かれたい。
前を向くしか人はできないから。
だから人は人に惹かれる。
だからこの恋は終わり。
ＥＮＤ
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