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それくらい好きだったけど、告白したら当然フラれてしまった。
「まあ、関係ないけどね。私ほかのとこに彼いるし。ところでさ、千尋ってまだ佐々木副主任が好きなの?」
晴子ちゃんのいきなりの質問に飲みかけていたジュースを吹き零しそうになる。
「まさか!当たり前ですけど告白したらフラれましたよ。ほら、一時期、私が西田リーダーからカウンターから外された時期があったじゃないですか」
「そういえば半年ぐらい前にそんなこともあったね。よっぽど西田リーダーと折り合いが悪いのかと思ったくらい」
「あれ実は、フラれたショックからいつも泣いてたからなんすよ」
「へえ、よく当たって砕けたね。千尋にしてはさ」
晴子ちゃんの言うとおり、私は告白なんてできないと思ってた。
まあ、やればできる子だからさ。
それでもずいぶん尾を引いてた。
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