え、だから

8/11
前へ
/57ページ
次へ
「………はぁ?」 心底どうでもいいと言うより、理解出来ないと言う感じだ 「…え!?…そ、そう言うのって、照れない?ほ、ほら!!なんか…え~と……照れるよッ!!!」 自分でも言ってて訳が分からなくなった、そんな茜に葵は一言「…小学生か」と言い放った 「…だっだって!…浪江先輩!全然そんな感じじゃなかったし!なのに!」 「主旨(しゅし)がズレている。」 「……なんの話し…だったっけ?」 「栞が浪江の頼みを了承した理由だ。」 気が付くと葵の話し方が普通に戻っていた いつの間にか、葵の皿は空っぽになっている 「……。」 「……」 なんとなく続ける言葉が見つからない 「……おかわりいる?」 「お前がそんなに話したくないのなら別に構わない。浪江本人に聞く。」 「ダメだよッ!?話すから!!だから聞くな!!」 「……。」 と言っても……今から話すこれは、葵を絶対に怒らせる 栞から聞いた、今回の企画の策略… 「……浪江に聞いた方が早い」 「待って!!待って下さいッ!!話すから!!話すけど…」 「けど、なんだ。」 「…え~と」 「浪江に」 「あーーッッ!!?だから!!今回の企画ッッ!! 浪江先輩の恋の作戦なんだよ!!!」
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加