え、だから

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「………はぁ。で?」 だから?それがなんだ?と言う目だ 「……え!?怒んないの!?」 「予想はしていた。」 だが、茜は言い訳するように栞から聞いたことを話した 「葵、物語大好きじゃん?だけど今回、それを私情に利用する企画じゃん だから!知ったら真っ先に私と浪江先輩を殺しに来そうだから…って…」 そこで茜は思い出した これは、葵には絶対に話すなと言われていたことを …言って…しまった 「……。」 「あ、葵!?今の話しはなかったことに!!」 ガシャンッ!! 「ほふぅッッ!!!?」 葵が乱暴に皿にスプーンを投げた、それと同時に茜は間抜けな声を上げた 「おかわりだ。」 「…へ!?あ、はい!!」 よかった、よかった…!! 怒ってない…!! 茜は胸を撫で下ろすと空の皿に手を伸ばす 「結局何が言いたい。」 頭上に降ってきた言葉は、イライラしていた 「……へ?」 「過程などに興味はない。私が聞きたいのは結論だ。 それをくどくどくどくど、あぁ!!耳障りだ。 それを盛りつける間、考える時間をやる。 結論を一行で話せ。それ以上はもう聞かん。」 茜の顔が盛大に引き攣る 「早くしろ。」
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