え、だから

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「…!!今からやるじゃん!!それに、私は葵の召使じゃないんだかんね!!」 裏返って間抜けな声がリビングに響いた、その時葵が鼻でせせら笑ったのは聞かなかったことにした くそっ!くそっ!くそっ! 茜はわざと大きな足音を立て、キッチンに向かった 茜はその怒りをそのままオムライスと思考にぶつけた 「はいッ!!」 ダンッ!! 怒りをぶつけたわりに、オムライスは綺麗に盛りつけてあった 「……。」 葵はさっそくオムライスを口いっぱいに詰め込む それを見るとすぅ~、と茜は大きく息を吸い、そして吐き出した 「先輩達今年の文化祭で最後だから浪江先輩に栞が相談されて 『私、部長のこと好きなの、でも告白する勇気が出なくて、だからせめて思い出だけでもって思って』 『葵ちゃんに自分で頼みたいけど、頼みづらくて、だから栞ちゃんにお願いしたいの』 って言われて栞はいつも演劇でお世話になってたし、是非って応援したくなったんだって!!」 カーッッと全て吐き出した、今のは結論ではないように聞こえるが、葵はこう言った 結論を一行で話せ、と 「一行は一行だかんね!!」 どうだっと鼻を鳴らし葵を見下ろす
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