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「物語はどうやって出来ると思う?
ただの思いつきか?周りに楽しんでもらいたいからか?
違う
答えはそれを作った作者が自分の人生や時代的感性、自分の周りの人間や友人、嫌いな奴、好きな奴
それらを見て感じて自分の頭の中で時間を遡(さかのぼ)って作るものだ。だからこそ私たちの心に響く
だがそれらは時間が流れるにつれてその時代に留まってしまう
なぜなら時代的感性が変わってしまうからだ
それがどんなに素晴らしくても、留まってしまったものを今現在の時間に当てはめたらズレが起きてしまう
そして、それは役者でも起きることだ
それを無理に続けることこそ物語を殺している
物語は作者の日記だ
作者が生きてきたように物語も生きている
だから私はその物語を最高の形で輝かせたい
全ての時代の名作を今現在でも輝かせたい、分かってもらいたい、理解してもらいたい
私はそう思って台本を書いている
お前たちが日々、悩んでたり感じたりすることを、昔の人達も考えている
それを役者であるお前たちに時代の再現者として、演じてもらいたいだけだ
お前たちが生きてるように物語は生きているッッ!!!」
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